私は一昨年の7月より「ボルダリング」に通っています。
子供のときからなぜか木に登るのが好きで、ただあまり登ることもなく、「好きだな~。」の気持ちだけ引きずったまま大人になってしまいました。
そして近年、ボルダリングの人気があがり、さらにオリンピックの新競技にもなったということで、「やってみよう!」と、思い切ってジムの門を叩いたわけです。

 ただ、ホント思い付きと勢いだけで入会したため、そのジムのレベルが高いことを知らず、自分だけ全く登れない、惨めな思いをし続けてきました。
子供や若い女の子なら、周りが放っておかないでしょうが、1人のおっさんがあがいていても、基本誰も助けに来てくれません。

…と思っていたら、老若男女、レベル関係なく、優しく私に声をかけてくれました。

また、自分でもいろいろ見て調べたり研究したりするうちに、少しずつ登れるようになってきました。

 今は自分と同レベル(といっても自分が一番下なのはずっと変わらないですが…)の方が、小学生中学年程度の女の子、中学生の男の子、やっとこさ背中が見え始めてきたのが、明らかに私より年上の白髪のおっちゃん、金髪のお姉さん(この方も多分私より年上)、となり、現在3級程度の課題をがんばっております。

 いきなり自分の話から始まってしまいましたが、何が言いたいかというと、

「熱中するものに勝るものはない」

ということです。

 正直、今、私にとって、ボルダリング以上に面白いものはないと思っています。
子供のころの「木登り」の楽しさが、ずっと心の奥底で続いていたのです。
ゲームやTV、you tubeといった「与えられたもの」とは違った「考える」面白さ。だからこそ続けれるし、そこにお金もかけられる。そのために仕事もがんばる。
嫌なことがあっても、ボルダリングをすればすっかり忘れられる。あまりにいいこと尽くしなわけです。
筋肉痛が度を過ぎて、ペットボトルのふたも開けられないこともありましたが、それでも登りに行っていました。

 一方、私の知り合いで、「キャンプ」に夢中になっている方がいます。
その方の話を聞いていると、もはや「中毒」といってもいいかもしれない。
3連休をキャンプしまくり、一度も家に帰らず、次週の仕事にやってくるといった離れ業をやられたようです。
どう考えても大変だと思うのですが、当の本人にとっては最高の3連休だったでしょう。

 何が言いたいかというと、そのような「熱中する何か」を見つけることができるかが、人生の大きな分かれ道なのだということ。これさえ見つけれれば、それを軸に人生も仕事も健康も考えていけば自然とうまくいくものだと、あえて断言いたします。

 ただ、ここで問題となってくるのが「どうやったら、熱中するものを見つけることができるか?」ということです。
次回にお話しいたします。