ここ最近のニュースの中で、非常に痛ましい事件がありました。

 「5歳の子供が餓死」

 その理由が、母親がある女性の言うことを絶対的に聞いてしまったからだということ。
いわゆる「洗脳」されてしまったようです。この母親は、ついていく人を間違えて、我が子を餓死させてしまったのです。

 こういっちゃ失礼ですが、洗脳をしたといわれている女性の外見は、どう見ても信用できない。
初見での印象ですが、不健康にぶくぶくに太っていて、顔つきも、言葉を選びませんがはっきりいって醜い。
食べ物も考え方も、不健康な積み重ねをしてきたのだろうという雰囲気を持っていて、自分の人生の中で正直近づきたくないと感じてしまう方です。なぜこんな人にこの母親は洗脳されてしまったのでしょうか?

 ここで「洗脳」について考えてみましょう。

「洗脳」とは「ある特定の考え方に持っていくこと」です。例えば

「人を殺してはいけない」

「命を大事にしよう」

等は、この世の中を平穏無事に過ごすための普遍的な考え方ではありますが、幼いころからほぼ全員が強制的に学ぶ、特定の考え方でもあります。

 また、洗脳のしかたは、

①情報を遮断,

②自己否定感を増大させる,

③同じ言葉の刷り込み,

④自己否定感を埋めてあげる or 無私の愛を与える,

⑤恐怖を与えた後に安心を与える,

といった流れでしょうか。「心が弱っているときに助けてあげる」状況を作りだすのがコツのようです。

 私のような、誰かに教える立場の方は皆、極端な言い方をすれば、洗脳する側です。
「このようにすれば大丈夫」と最終的に安心を与え、そのための行動をアドバイスし、現実その通りになることで、本人には大きな「成功」と「安心」が得られ、そこから我々は「信頼」が得られます。

 これらのことをすべて踏まえて、何が言いたいかというと、「洗脳」は日常での様々な場面で起こっていることであり、そのときの注意点は、

「ついていく人」を間違えないようにしよう!

ということです。

日常生活で一緒にいる人、この人についていく!と思った人、それらを誤ってしまうと、冒頭の母親のように悲惨な人生をたどります。
逆に、「ついていく人」が人格者である場合、非常に幸運で楽しく、幸せな人生を歩めるということになります。

「忠臣蔵」で有名な赤穂浪士。
彼らは、当主が他傷行為に及んでしまったことがきっかけで、最終的にほとんどの人物が打ち首となります。
本人たちは敵討ちできて満足かもしれませんが、それ以上に誰も傷つけることなく幸せに暮らした方が、絶対にいいです。
ある種、「ついていく人」を間違えた結果です。

では、「ついていく人」を間違えないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

次回は「人の見極め方」についてお話したいと思います。