※今回のテーマにおいて、文章内で刺激のある言葉を多数使用しています。
読まれる方はそれなりに覚悟を持ってご覧ください。
また、いろいろな意見があるかと思われますが、私個人の意見ですので、共感できないところは「こんな意見もあるんだ」くらいの気持ちで流してください。

前回の続きで、「自殺」から「生きる」意味について考えてみます。

 「自殺」とは、自分が「生きている意味がない」「生きていて辛い」ときに、行動に走ってしまうようです。ということは、この2つの逆が、「生きる」意味なのではないでしょうか。

 ①.「生きている意味がない

 これは、大事な人を亡くしたり、周りの人間との接点がなかったり、あるいは仕事や家庭で自分の役割がないとき等に出てくる言葉です。
つまり、人間にとって「他人」は、「生きる」上で大事な要素であり、他人にとって自分が必要な存在であることが、「生きる」意味なのです。

では、他人にとって自分が必要な存在になるためにはどうすればいいかということなんですが、そんなに難しいことではありません。他人に感謝されればいいのです。つまり、

「他人に親切にする」,「他人に優しくする」

「他人を喜ばせる」,「他人を楽しませる」

このような行動を考えてとれば、他人に必要な存在に自ずとなってきます。

 逆に言えば、他人に対して存外な扱いをしている人は、今回の定義ではまさに「生きている意味がない」ことになるでしょう。

・他人の悪口や陰口をたたく人、

・二言目には「仕事を辞めたい」等と愚痴をこぼし相手の時間とやる気を奪う人、

・他人の状況を考えず、自分の都合のみで言動する人、

こんな人たちは、他人にとって自分が必要な存在にならないために、毎日が楽しくも面白くもない生活をし続けることになります。そしてまた不平、不満、愚痴、悪口を言うという、負のスパイラルにはまります。

では、他人に感謝されるには? 最も簡単な方法は、「言葉」です。相手にとって「いい言葉」を発すればいいのです。

・「何か手伝えることはありますか?」(仕事がたくさんある同僚に対して)

・「仕事が好きでもっと仕事がしたいです!」(社長を喜ばせる)

・「ありがとう!」(何かをしてくれた方に対して)

「いい言葉」は、口に出して言うことで相手に伝わります。「悪い言葉」は、口に出さなければ相手には伝わりません。
つまり、日ごろから発する言葉を大事にしていれば、他人に感謝され、必要な存在になり、結果生きる意味が見いだせます。

「生きる」とは、「他人に感謝されること」

まずはそのことを知ってください。

 ②.「生きていて辛い」

 これは、イジメなど日常生活での辛い経験に耐え切れずに出てくる言葉です。
また、実は「他人に感謝されること」をし続けている方にも、本音を聞くと「辛い」という方が結構います。
これには理由があります。イジメにしろ、感謝をされる行為にしろ、どちらも「我慢をし」「無理してる」からです。自分の思いと行動に統一性がないために、心に負担がかかってしまった場合です。

ということは、自身の行動を我慢せず、無理もせず、その上で日常生活が「楽しく」「面白く」「幸せ」であればいいわけです。

ここで伝えたいのは、「楽しく生きる」ことに、めいいっぱい頭を使って考え行動することです。

・まずは、辛い状況から一刻も早く離れましょう! 例えば学校でのいじめが原因ならまず行かない! そして転校! 早ければ早いほど精神ダメージを受けなくてすみます。

・少しでも自分が「楽しいかも?」と感じたことであれば、まずはやってみましょう!思ったのと違っていたらやめたらいい。行動することが大事なのです。

・辛い状況からどうしても逃げられないときは、その状況を「どうしたら少しでも楽しく面白くできるか?」を必死に考えましょう!「辛い→笑い」に変えれたら最高です。

・常に自分が楽しくなることを考える「癖」を身に付けましょう。最初は意識的にやっていても、自然とできるようになってきます。そうすると、生きること自体が楽しくなってきます。

「生きる」とは、「自分が『楽しく』生きる」

これもぜひ知っておいてください。

この世の中は、生きていくのに大変です。
願ったこともすぐに叶えられないし、食べたり寝たりしないと次の日に動けない。
周りの人間は好き勝手し、場合によっては敵にさえなりうる。
絶対的な味方であるはずの肉親ですら、信頼できない場合もある。
信頼していた人から裏切られることも。こんな中で何も考えなければ、生きるのが嫌になるに決まっています。

だからこそ、今ある幸せや楽しみを、懸命に考えて探して無理やりにでも見つけ、まずは自分が楽しく過ごし、その上で自分の周りの人くらいには、親切にしたり、楽しませたり、笑わせたり、自分と同様に幸せな思いにしてあげてください。
それをし続けることが「生きる」ことだと思います。