前回述べた私のモチベーションの低下。これは私の中で1つ大きな気づきを与えてくれました。というところで前回は終了しました。今回はその気づきをお話ししたいと思います。
私が得た大きな気づき。それは、うつや不登校の人も似たような気持ちなのではないかということです。
精神的に動けなくなったときに、「動いたらいいやん」「やる気出したら良いやん」とか「結局自分がさぼってるだけやろ?」「逃げてるだけやろ?」「やる気ないんやろ?」のようなことを他者から思われることは簡単に予想できます。何なら、実際自分自身もそう思っているのです。ただ、できない。どうしようもない。動けないことで周りから攻められてると感じ、自分自身でも責め、さらに追い込まれる。この負のスパイラルが、うつや不登校の人の気持ちなのではないでしょうか。
この状況を言葉で表すとすれば、「エネルギーが足りない」という言い方が非常に的を得ていると思います。「エネルギー不足」ということは「充電」が必要です。「充電」するには「期間」が必要で、正しく「充電期間」を過ごすことが、モチベーションの回復につながり行動に移すことができます。では「正しい充電期間の過ごし方」とは何なのか?
ここで前回のキーワード「仲間」「身体」「心」が出てきます。それぞれの項目でいろいろな話ができるのですが、非常に長くなってしまうので、今回は「身体」についてお伝えしたいと思います。
①「身体」…食事
エネルギー不足なので物理的にエネルギーを取ることが必要です。なので食べる。このときの大きな注意点は、「添加物をできるだけ取り入れない」こと! まだ浸透していない情報ですが、「添加物」は脳や細胞に悪影響を与えていると断言してもいいほどです。ただ、添加物はほとんどの食品に入っていて、この世になくてはならないものになってしまったので、国としてはなくすことができません。極端かもしれないですが、あえて化学的な証明を出していない可能性もあります。「国が安全と言っているから安全」とは思わずに、添加物の摂取をできるだけ止めてみてください。
②「身体」…運動
食事で蓄えた物理的なエネルギーを、運動によって消費する。この「物理エネルギーの循環」が「精神エネルギー(やる気,モチベーション)」の充電につながっていきます。運動の種類は年齢等によって変わるかもしれませんが、歩くだけでも十分です。「ポケモンgo」などのゲームをしながら行えば意識がそちらに行くので負担を感じにくくなりますし、歩くだけでポイントがたまる「ポイ活」等も同時にすれば、よりがんばれるのではないでしょうか。(※ただし「歩きスマホ」での事故には十分に注意してください!)
また私が個人的にお勧めしているのは「ボルダー」。壁を上るだけのスポーツですが、たった10秒で尋常じゃなく疲れます! 疲れすぎてそれ以外考えられなくなるので、頭がすっきりする上に、非常な短時間で運動ができ、先ほど述べた「歩きスマホ」の危険もないです。
③「身体」…健康
どれだけ楽しい食事をしても、アクティブな運動をしても、病気やケガをしてしまったら一気に心身の状態が落ちます。そのため、「健康な身体」をできるだけ継続することが必要です。ではどうすれば維持できるか。以下に例をあげます。
・何でも笑う
・自分が感じたストレスからできる限り離れる(対人,場所,行為)
・プラス言葉を積極的に話す(運がいい,何とかなる,楽しい,私は強い,等々)
・マイナス言葉を意識的に話さない(愚痴,泣き言,悪口,不平不満,等々)
・身体を温める
どうでしょうか? 書いてみれば非常に当たり前の内容になってしまいましたが、私が自ら体験して気づいたことであります。支援のプロとして相手に寄り添い理解することは基本なのですが、いざ本当に理解できているかといえば、他人のことなんてどうしても理解できるわけないです。ただ似たような環境を体験することで、他人の苦しみの何パーセントかは理解できます。今回、そういった意味では非常にありがたい体験でした。私自身、どこまで復活できているのかは自分のこととはいえまだ未知数ですが、楽しくがんばっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!