前回は、勉強に対する考えを述べさせていただきました。
ただこれは、私個人の、これまでの出会いと経験からお話させていただいたもので、各個人考え方はいろいろだと思いますので、ご容赦ください。
ただ、もしお悩みならば、1つの考え方、方法として行っていただければいいかと思います。個人的とは言いましたが、それなりに真理をついているかと確信がありますので。
それでは、今回は、「強みを生かす」というテーマから、まずは「リフレーミング」というものについてお話させていただきます。
「リフレーミング」なじみない言葉だと思う方も多いかと思います。一方、数年前から学校教育やビジネス等で耳にした方もいるのではないでしょうか。
意味は「ある枠組みをはずし、違う枠組みで見る」というようなことを指していて、NLP(神経言語プログラミング)の技術として、自分を変える、簡単で強力な方法です。
具体的には、「コップに水が半分入っている」状態を見て、
①.コップの水が「半分しか」ない。 と見るか、
②.コップの水が「半分も」ある。 と見るか、ということです。
また、この「リフレーミング」はさらに「状況」、「意味」と2つに分かれていて、
・「状況」とは、本人は変えずに状況を変えてあげること。
例:図書館で大声で話すと周りに迷惑→講演会では聴衆を引き込める魅力を得る
・「意味」とは、現状の意味を変えてあげること。
例:雨が降っている現状。「嫌だな(否定)」→「家でのんびりするいい機会だな(肯定)」
つまり、「自分の強みを生かせる場所で勝負し、考え方も常にいい様に考えよう!」ということです。
ただ、それを邪魔するのを周りなんですね。
特に学校は閉鎖空間。強みを生かせる場所は学校内では限られますし、どうしてもテストの点で比較されちゃいます。
しかし、「テストの点が取れない=悪」では決してありません!そして、そこで勝負するから、親子共々辛い嫌な思いをするわけです。
今は、昔ほど学校やテストの点に固執はなってきております。
一方、世の中はどんどん複雑になっていきます。
子供は純粋です。そのため、周りの大人が本人の強みを知り、生かせる場所を提供し、子供自身には常に肯定的な考え方になるよう、伝えていく。
これが「教育」であり「支援」ではないでしょうか?