今回のテーマは、「脳」。

脳の仕組みを知り、脳をコントロールすることで豊かな生活を送ることができるというお話をしていきたいと思います。
ただし、このお話も私が自身で調べたり経験して感じたことも含めてお話しますので、信じられない方もいると思います。
その方はその方の信じる道を進んでいただければと思います。

 まず、人間の身体は何でできているかというと、

①.骨や筋肉、内臓といった各器官、②.脳、③.心 の3つです。
これは、人間は「高度なロボット」という考えに基づいています。①各部品、②コンピューター、③操縦士となるわけです。

そして、身体に起こる現象というのは、すべて脳というコンピューターからの指令によって現れます。

例えば「痛み」。これは「あること」が原因で、その個所の血流が不足しているから起こる現象です。
もう少しいえば、「痛み物質」みたいなものを脳が出すよう命令しているからなのです。
「身体が痛んでいるので、安静にして」というお知らせを、「痛み」という不快な感覚で伝えてくれるわけです。
「あること」には「①身体の不調」が含まれています。

ただ、脳には大きな問題があり、それは脳は「なまけもの」だということ。
どういうことかというと、脳は自分を働かせてエネルギーを消費したくないのです。
そのために脳が働かなくてもいいような指令を出します。これが、あえて先ほど「あること」という言葉を使用した理由です。
つまり、「②脳が働きたくないから」、血流を不足させ、痛み物質を出して、痛みを身体に与えるわけです。

例えば、

①.頭やお腹,肩や腰等を痛がらせる。
 →学校や会社に行きたくないとき、こういう現象が現れることが多々あります。面白いのは、いざ行かなくても良くなると途端に治ること。痛がらせている間はそれ以外のことは考えにくいので、脳としてはエネルギーを使わず楽なのです。

②.ゲームやTV,パソコン,スマホを見続けさせる。
 →何も考えずに行う最たるものではないでしょうか?誰でも経験あるかもしれません。

ただぼーと見るだけの時間。脳はほとんど働かなくて済みます。

 これらをし続けてしまうと、脳は働かないので、どんどん退化していきます。そしてますます働かなくなるという負のスパイラルに陥ってしまうのです。一方、心は本当はそれを望んでいません。結局、脳の働きと心の望みに矛盾が生じ、脳の動きに心が振り回されたときに、様々な精神的な症状が現れてしまうのです。

 まずはこのことを知りましょう。そして、脳に「さぼるな!」と叱咤激励しましょう。本来、心は脳をコントロールするものです。脳がさぼりたくても、心がさぼらせないよう注意していれば、脳は働いてくれます。そして、それは心にとって本当に望む結果を導いてくれます。

 身体に起こる現象に振り回されずに、心が望む行動を正直にしてみましょう。きっと、身体に起きていた現象もいつの間にか消え、楽しい生活が待っています。

 次回は、具体的にどのように脳をさぼらせないようにするかについてのお話をしていきます。また、少し専門的な「前頭前野部位」のお話もできたらと思っております。