前回は、「数値上からくるいじめの低年齢化」から、「自分が悪口や陰口を周りに言って巻き込まないこと」とお伝えしました。

今回は、自分が周りに巻き込まれないようにする方法を教えていきたいと思います。

 実は以前のテーマで答えを出しています。

「嫌な感じがする人たちとは近づかないこと」

ただ、「自分は直接悪口を言われていないから大丈夫」「同じ部活(大人なら仕事仲間)だから仕方ない」等と思って、陰口や悪口を言う人と一緒にいると、大変なことになります。
彼ら彼女らは、その場にいない人の悪口を言うからです。
自分と一緒にいるときに他人の悪口を言っている人たちは、自分のいないところでは自分の悪口を言われているものと思って、まず間違いないです。
それなのに、そんな人たちと一緒にいる。考えただけでも恐ろしいですね。

また悪口を言う人たちは、周りを巻き込んできます。
「あなたもそう思うでしょ?」と同意を求め、言われた当人もいつの間にか彼らと共に悪口を言うようになってしまいます。
そうなってしまうと、前回のお話のように「いじめ」の加害者となります。
知らず知らずのうちに自分の価値を思いっきり下げてしまいますし、気付かぬうちに周りから見て自分が嫌な人間になってしまいます。集団性が悪意をマヒさせてしまうのです。

そこでまず、初対面や出会ってまだ浅い中で、悪口や陰口を言う人達の「外見」と「見極め方」をお教えします。

第一は、「人相・表情」を見ること。どれだけ上辺だけの言葉で取り繕っても、陰口を言ってきた積み重ねがあるため、表情に何かしら嘘くさいような、引っかかるものを感じ取れます。

例えば、

①.目尻が上がっている。

②.目の下が黒ずんでいる。

③.口元が「へ」の字みたいに両端が下がっている。

④.笑顔に「きつさ」が見られる。(目が笑っていない。)

⑤.笑顔に「嘘臭さ」が見られる。(いろいろなところを見る。)

 また、「会話」をしてみるとよりはっきりします。以下に挙げます。

⑥.会話をしていて、随所で相手に対しての「やさしさ」が見られない。

⑦.会話をしていて、話の内容が面白くない。(内容が、愚痴や誰かの悪口等)

⑧.言葉使いや立ち居振る舞いが、下品。

⑨.なぜかあまり一緒の空間にいたくない。

これらの内いくつか感じた方は、まず自分にとって嫌な人間であり、その人たちは自分の悪口を言っていると思ってほぼ間違いないと思います。

正直これまでの私の知り合いにも、介護,もしくは支援をする立場なのにも関わらず、そのご利用者の悪口を言ったり、仕事の同僚に対して、本人の前では体裁を繕って、その方がいないところで陰口をたたいたりしている人がいました。
初対面のときから上記の①~⑨のうちいくつか感じていて、「何か嫌やな」と思っていましたが、「仕事仲間だから」と仲良くしようと努めていました。
しかし、そうすればするほど、自分に負担がのしかかってきますね。
一緒にいて本当に居心地が悪いし、我慢しているから体調まで悪くなる。
自分の人間性まで悪くなる。
よって早々に離れさせていただきました。面白いことに、離れると途端に毎日が上手く回りだしました。
体調も良くなり、なぜか収入も増え、運勢というのでしょうか、明らかに良くなったことが自分でも分かりました。

ここからは私見ですが、悪口をいう人たちは、潜在的に自分に「自信」がないのだと思います。
そして、自分が攻撃されるのが怖いのでしょう。
だから、周りに「言う」ことで、仲間を作り、グループを作って、悪口を言うターゲットを作って、攻撃するのだと思います。

このとき、周りで聞く方は普通の方が多いと思うのですが、強い自分を持っていないと、この攻撃に乗ってしまうのです。
その場のノリであったり、変な正義感であったり、仲間意識であったり。
その結果、悪口を言い始めた人と同じ「加害者」になってしまいます。罪の意識も薄いです。最悪の結果になったときに気づいても後の祭りですし、そうなっても気づかない方もいます。

「言葉の力」はある意味とても恐ろしいものです。
目からも耳からも入ってきます。
最近のSNSの誹謗中傷もひどいものですよね。集団で一人を攻撃する。「いじめ」の構図です。

自身が集団で誰か1人をつぶそうとしていないか?

自身が集団につぶされそうになっていないか?

病気の予防と同じように、人間関係も予防が必要です。
陰口や悪口を言うような人たちとは、どんなことをしても離れた方が、自身のためだと断言しておきます。
また、この文章を読んでくださった方々は、強い意志で、他人の悪口を言わないよう努めてくださることを願います。
身近に最悪の結果が起きないよう、まずは自分から始めましょう!