前回、熱中するものを見つけさえすれば、人生が開けてくる話をしました。
今回は、その見つけ方をお教えしたいと思います。さっそく答えを伝えます。

心がワクワクするか?

常にそのことが頭から離れないか?

この2点が感じられるものが、自分が熱中できるものです。

よく間違えやすいのですが、TV,ゲーム,漫画,you tube,等は確かに面白いのですが、受動的であり、やっている最中は頭が真っ白で何も考えていません。
また、やった後というのが、満足感というよりは虚無感、もしくは罪悪感にとらわれてしまいます。
喫煙や飲酒,もしくは麻薬のような感覚でしょうか。「ただやっているだけ」「何の辛さや苦しみも負わない」のとは違います。

例えばゲームでいえば、様々なゲームを誰よりも早くクリアしてその都度ネットにあげたり、市販のゲームでは物足りなくなり自分でゲームを作成したり等、興味のない人なら苦痛でしかない作業を、何の苦労も感じず行うような状況です。

私が高校生のとき、進学校だったのですが、学校の授業は常に寝ていて、もちろん宿題もせずに先生に怒られ、それでも野球に打ち込んでいる友達がいました。
しかも、夏の地区予選ではまず1回戦負け。それでも部活はどこの部よりも遅くまで行い、朝練まであり、さらに家で自主トレをしているという状況でした。

友達の彼を含め、野球部自体がそこまでのめり込んでいたため、先生も生徒も、学校自体が野球部を応援していました。

本当に熱中するものに巡り合えたとき、それまで大事と思っていた様々なものを犠牲にします。
犠牲というより、必要なくなるといった方が正確かもしれません。
そして、周りがどんどん巻き込まれていき、応援してくれたり気にかけてくれたりしてくれます。結果、人生の大きな助けとなるのです。金銭的な面でも精神的な面でも社会的な面でも。

過去の私の生徒の中には、

・走るのが好きすぎて走っていたら、中学で全国大会優勝した女の子、

・ゲームが好きすぎて、大会に出て賞金を得た男の子、

・音楽作成と映像作成が好きで、自身で作詞作曲し、映像も作り動画にアップして、100万回以上再生された中学の女の子、

・パソコンが好きすぎて、高校時代に様々なパソコンの資格を取った男の子、

いろいろいました。

彼ら彼女らの学力は、はっきりいってピンキリです。
偏差値60以上の方もいれば、定期試験5教科合計150点くらいの子もいました。学校も不登校ぎみの子もいました。

ここまでくると学業なんて関係ないですよね。私は常に生徒に臨んでいることは

「何かに思いっきり尖ってほしい!」

です。尖れば尖るほど、唯一無二の存在に近づき、同じ考えを持った仲間が集まり、結局それが仕事になったりするんですよね。場合によっては芸能界にも呼ばれるかもしれない。

もう一度いいます。

心がワクワクするか?

常にそのことが頭から離れないか?

心の奥底に眠っているものがないか今一度探してみてください。
また、今どう考えても何もない方は、毎日の生活の中で、上記の2点に該当するものがないか、アンテナを常にビンビンに立ててみてください。
必ず見つかります。それを逃さず、思いっきり取り組んでみましょう!