昔の話になるのですが、私の知り合いが孤独死をし、数ヶ月発見されなかったことがありました。その人の特徴から、今日の内容を話していこうと思います。
その人(Aさんとします)は、非常に活動的で、腰も低く、笑顔とユーモアに溢れた方でした。そのため、私も好感を持つようになって、Aさんにおいしい料理店や遊びなどをお勧めしたり、悩み相談も受けていたのでそれに対してのアドバイス等を伝えていました。
ただAさんはいつもこう答えていました。
「うーん。そうしたいんですけど、できないんです…。」
そして、できない理由、しない理由、したくない理由を私に言ってきました。
Aさんは結局、そのときしていた仕事も辞めてしまい、当時付き合っていた方とも別れてしまったようです。ご家族とも折り合いが悪かったため疎遠でした。結果、孤独死という悲しい最期を迎えてしまったわけです。
ここで、ふと私が感じたことがあります。「なぜAさんはうまくいかなかったのか?」
それは、Aさんの考え方に原因があるように私は思っています。
変化を嫌うと言いますか、今の自分のルーティンを維持したいと常に思っていて、それがイコール、「新しいことに挑戦する」という気持ちを失っていった。
ある方が、「人間は、何も考えていなかったら不安なことや心配なこと、悪い事しか考えないようにできている。常に明るくポジティブでいるには、そのようにする!という明確な意志が必要である」と言っていました。
またその方は、「人間は、発言したことが叶うようにできている。例えば『金持ちになりたい』と言ったとしたら、金持ちになれるのではなく、『金持ちになりたい』と思うような出来事が起きる」とも言っていました。
Aさんの口癖は「~できない」「~したくない」「~しない」でした。遊びにいけない。お金を使いたくない。仕事に行かない。etc…。
この思いを突き詰めるとどういうことが起きるでしょう。「お金がない」「お金を使いたくない」「ご飯が食べれない」「ご飯を食べたくない」「周りに助けも呼べない」「恥ずかしいから助けを呼びたくない」「生きていて辛い」「もう生きていたくない」
何も考えないと最終的にこういう思考に陥ってしまうのではないでしょうか?
今回で私が言いたいことは、もし自分の思いや発する言葉がその通りに叶うのなら、それを良い方向に使おうということです。
「点数がとれない」と言っている子供は、点数がとれません。なぜなら、「点数が取れない」と言っているから、思っているから、その望みが叶うわけです。
「うちの子全然勉強ができなくて」と言っている保護者の方。あなたが言ったことが叶えられ、あなたの子は全然勉強ができなくなります。
ではなくて、
「点数20点だったけど、前より3点も上がった!」と言ってみましょう!
次のテストでは、さらに点数があがります。
「うちの子、他の子と違って○○をすごくがんばっているんですよ!」と言ってみましょう!
この子は自信を持ってさらにがんばります。
言霊が本当にあるかどうかなんて、科学的に証明されるわけがありません。逆をいえば言霊がないとも証明できないのです。それならば、言霊があると仮定して、日ごろから発する言葉に注意してみるといいと思います。何1つデメリットやリスクもなく、うまくいけば自分の思い通りになる世界が待っているのですから。